【歌い手】Rioとカケリネに聞く 自分たちができる最大限の感謝が歌を作ることだった
ヒト 2020.01.29 by G-lip E 編集部
前編に引き続き、Rioさんを含む歌い手さんに関する疑問を解決するこの企画。
ゴリラクリニックには、芸能人をはじめとする著名人の方が数多く治療を受けに、足を運ばれています。その1人でもあるのが、歌い手のRioさん。
歌い手として活動する以前より、男として「美しくいること」を意識しており、名前に猛烈なインパクトのあるゴリラクリニックで治療を受けることに。脱毛治療は、一度きりの治療で効果が出るわけではなく、治療回数を重ねるごとに変化として現れ、Rioさんの中で、その変化を徐々に感じ始めた時、自身が理想とする姿へ導いてくれたゴリラクリニックに感謝の気持ちで溢れたと語ってくれました。
Rioさん自身が、「自分にできる恩返しは何か?」と考えたとき、真っ先に思いついたのが、楽曲を作ること。2019年5月、Rioさんがはじめて作詞作曲した楽曲が、Twitterでつぶやかれました。
ゴリラクリニックに脱毛行ってきたので、感謝の気持ちを込めて勝手にCMソング作ってみたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/4hTwdMTqpz
— Rio (@rio_vals) May 18, 2019
このツイートを見た編集部は、「作曲した舞台裏では何が起こっていたのか」真相を知るべく本企画を行うことに!
本編では、Rioさんに加え、同じ歌い手として活動し、楽曲制作にも関わっているカケリネさんもお呼びし、ゴリラクリニックの楽曲を制作することとなった背景をお伺いしてきました。
イノウエ
以前Twitterでいきなり、ゴリラクリニックに関する動画が投稿されて、同じチーム内でも凄い盛り上がったんですけど(笑)。
なぜプロモーション動画的な楽曲を制作したのか教えてれますか⁈
Rioさん
もともとは、フォロワーの方に「脱毛したら行き過ぎて女性になっちゃった」みたいなネタで、画像を載せてつぶやいてたんですけど、ずっと味気ないなと思っていて。
ある時、ベッドで寝転んでて「なんかゴリラクリニックの歌、考えようかな」と思って。「♪ヒゲの濃さに~悩むのなら~」って歌ってみたんですよ。
先日またゴリラクリニックへ行ってまいりました🦍🏥
— Rio (@rio_vals) March 19, 2019
いやーーーもうヒゲの脱毛も回数を超えるごとにどんどん生えなくなって、綺麗で爽やかで素敵な男性に少しずつ近づけてきているのかなと…!
これで俺もイケメンに…そう信じて美を追い求め続けたら何となく行き過ぎた感じになってきた誰か俺を止め pic.twitter.com/TtTkpn4HuO
イノウエ
ひらめき…(笑)。
Rioさん
で、朝起きたら音源にしてみようかなと思って、次の日、「ゴリラクリニックに感謝してるので、ゴリラクリニックの曲作ってみたw」ってTwitterでつぶやいたんです。
ゴリラクリニックに脱毛行ってきたので、感謝の気持ちを込めて勝手にCMソング作ってみたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/4hTwdMTqpz
— Rio (@rio_vals) May 18, 2019
Rioさん
せっかくなので、何か目につくことをしたいなと。ゴリラクリニックさんにとって、これ聴いた人が「ゴリラクリニックってなんだろう?」って興味を示す人が増えればいいんじゃないかなと思ったんです。
イノウエ
もともとインパクトが強い、パワーワードですもんね(笑)。
カケリネさん
俺らの界隈では「才能の無駄遣い」という言葉があって、既に歌をやっている、一定レベルのスキルを持った人間が、一般の人の中に飛び込んで、レベルの高いことをやっちゃうのが、「才能の無駄遣いだよね」という意味で流行った言葉なんですけど。
今回のRio君の曲も「才能の無駄遣い」まではいかないですけど、面白いものを発信していく。「笑ってもらいたい」「楽しんでもらいたい」という精神から生まれたんじゃないのかな。
Rioさん
そう!まず、「誰もやらなそうなことってなんだ?」って考えて。
「そんな曲作ったの?」「作らなくていいのに、作っちゃうんだ。」みたいなところが、聞いてくれるファンの方や、動画を観た方には面白がってもらえないかなって。
イノウエ
あえて、というところですね。
Rioさん
まあでも、最初はそこまで考えてなかったんですよ!ホントに自分が好きなことで、好きを突き詰めた結果、ゴリラクリニックさんの曲を作ることになった(笑)。
カケリネさん
感謝があふれたってことでしょ?
Rioさん
そう、俺、脱毛はすごい大事だと思ってて、そういう「環境」があるってことは、感謝してもしきれないと思ってるんですよ。
イノウエ
ありがとうございます(笑)。
でも最近、新たに複数のバージョンを制作していただいてますよね。
自分で勝手に作ったゴリラクリニックの曲に、つかさし( @tsukasashi_25 )入れてみたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/uxF4lN43FM
— Rio (@rio_vals) August 15, 2019
Rioさん
最初は家のPCで声と手拍子だけで作ったものに、ギターとピアノをのせて「アコースティックバージョン」にして、そこからライブのかき鳴らしとかを入れた「ライブバージョン」を作って。それに、こないだカケリネ君とやった「弾き語りバージョン」を作ったので。
Rioさん
今度は、Aメロ、Bメロ、サビのある、曲として成り立つ尺のものを制作中なんですが。
メンバーが、実は同じ歌い手界隈の仲間で、ヴォーカルが4人いたり、まあとんでもない企画なんですね(笑)。
イノウエ
みんなを巻き込む力がなんか素敵です…。
カケリネさん
俺もずっと音楽をやってきた側の人間なので、今回、Rioくんが作ったゴリラクリニックさんのテーマソングを分析したんですよ。
そしたら「ゴスペル」に値する楽曲で。
イノウエ
ゴスペルというのは…?
カケリネさん
ゴスペルというのは、聖歌隊の人が神様に捧げる神聖な音楽で、映画「天使にラブ・ソングを」を観たらわかりやすいと思うんですが、世界的な音楽の根本、スタートラインなので、世界進出ができるジャンルなんですよ。
イノウエ
おぉ…(笑)。
カケリネさん
今後、ゴリラクリニックさんがどういう戦略で事業拡大していくのか、わからないんですけど、仮にグローバル進出したとき、英語バージョンとか、世界規模で広げることが可能な楽曲じゃないのかなって、正直思ってます。
イノウエ
アナ雪のテーマソングみたいに、世界で聞かれたら嬉しいですね(笑)。
Rioさん
自分も最初はノリと勢いで作ったんですけど、曲がどんどん完成に近づいてきていて、今は愛着が湧いてきましたね。
好きなことを続けないと成り立たないのが歌い手
イノウエ
いま作っている楽曲も、仲間の何名かを巻き込んで制作していたり、ソロではなく、グループとして活動される中で、「ソロで人気になりたい」って活動する方もいるんじゃないかと思うんですが、最近ではグループで活動する方が多いんですか?
カケリネさん
最近のこの業界というのは、「グループ文化」なんですよ。ソロで売れる人って、もーホント限られてます。
売れてる人でも、いろんな人と活動してきた中で、バーンと抜け出た人。だから、完全に1人で人気になられた方っていらっしゃらないと思いますね。
イノウエ
そうすると、グループのメンバーは多いほうが、仕事の幅も増えていきそうですね。
Rioさん
みんながまとまれば…。
でも、まとまらないことが多い(笑)。
カケリネさん
確かに(笑)。
Rioさん
結局のところ、好きなことを続けないと成り立たないジャンルで。
だから、それが好きな人同士じゃないと成り立たないんだと思います。
イノウエ
「コレをやりたい!」って、同じベクトルで同じ方向を向いた人が集まらないと厳しいということですか?
Rioさん
そう、少なくとも、好きじゃないことを仕事としてやる。っていうスタンスは、「ニコニコ」の中では成立しない。
俺がもし、「仕事としてやれ」っていわれたら、やりたくないからいいや!ってなっちゃいますもん。
Rioさん
でもカケリネくんは、仕事として一生懸命やるタイプだから、ちょっと違うけど。
俺はゆとり世代なところもあって、やりたくないことはやりたくない。そのかわり、自分から、やらなきゃいけないことを自分で見つけるという感じですよね。
カケリネさん
俺は、根本的に目指しているものが一緒だったら、結構頑張れますね。
Rioさん
ただ、折り合いの付け方が難しかったりするから、グループだとそこで崩壊してしまうこともあって。丸くなりすぎてもダメだし、尖りすぎても続かないし。中間を行きたいですね。
カケリネさん
それが一番難しい。バランスが大事。
知らない曲は誰も聞かない。歌い手はカバー曲で認知を増やす
イノウエ
それで注目を集められるというのがすごいなと思うんですよ。
レコード会社とかプロダクションの力に頼らず、SNSとかで、観てくれるファンがいて、拡散することで、認知を増やしてますよね。
Rioさん
ちょっと特別ですけど、ジャスティン・ビーバーさんも、もとはそうですよね。
オリジナル曲ではなく、YouTubeに投稿したカバー曲がきっかけでデビューした話もありますし。
カケリネさん
全く同じですね。
イノウエ
「あのアニメの曲」「あのゲームの曲」「誰でも知ってる曲」を、まずはカバーして、自分の存在を認知してもらうことから始めるんですか?
Rioさん
そうです。
イノウエ
よく考えてみると、知らない人の、オリジナルの曲って聴かないですよね。
Rioさん
ほんと、そういう心理が普通なんですよ。
イノウエ
ただ、昔は「このジャケ、カッコいいから買ってみよう」と。「ジャケ買い」があったという話は聞きますけど(笑)。
Rioさん
わかりますわかります。
でも今はそうじゃないですよね。家に居ても、YouTubeだったり、iTunesで無料で聴けて、無料で選べる。
カケリネさん
昨日、ちょうどゴリラクリニックさんの曲を、家でふたりで編集してたんですけど、ふとつぶやいたのが、「オリジナル(曲を)編集するの久しぶりだな」って(笑)。
イノウエ
つまり、いつも編集するのはカバー曲が多いということですよね⁈
Rioさん
そうです。
カケリネさん
でも、やっぱり憧れてるアーティストがオリジナルで勝負してるし。俺らも最終的には、オリジナルを聞いてもらいたいですよ。
Rioさん
それは間違いない。ROCK IN JAPAN FESTIVALとかも出たいと思いますし、それが成り立った上で、もう一度カバー曲を出したいですね。
イノウエ
時代に合わせた活動の仕方ですよね。
Rioさん
音楽で知ってもらうためには、それが一番良い気がします。
イノウエ
そういえば、SHOWROOMを立ち上げた前田裕二さんも、昔、路上ライブをやっていたそうで、初めはオリジナル曲だけ歌っていたみたいなんですけど、立ち止まってくれる人が全然居なかったという話を聞きました。
だからカバー曲を練習して、そこからカバー曲を歌い始めた。そしたら立ち止まってくれるお客さんが、ファンがついてきたって。歌い手さんも同じだなと思って。
Rioさん
もう、俺はそれが普通というか、それ以外にどうやってオリジナルを知ってもらえばいいかわからないですよね。
イノウエ
そうなると、「歌い手」さんが特別な存在じゃないような気もしてきました。
Rioさん
そうかもしれないですね。曲を作ったり、何かを生み出していればアーティストですけど、歌っているだけじゃアーティストじゃない。
だから、たとえカバー曲しか出してなくても、実は裏で曲を書いてて、そのために動いてるんだ、っていう人はアーティストかもしれないですね。
知ってる曲と知らない曲の差は、カラオケにも共通する
イノウエ
例えば、一緒にカラオケ行った相手が、自分の知らない曲を歌ってても、場を盛り上げづらいというか、特に知らない曲だと場を盛り上げるのが苦手な方も多いですよね。
Rioさん
俺が落としたい女の子とカラオケに行くことになっても、その子の好みを事前に聞いて、知っている曲しか歌わないですからね。
イノウエ
相手が知らない曲を歌わないようにしているんだ…
Rioさん
カラオケ行く前に話をして、そこで俺が全く好きじゃない音楽をその子が挙げたら、そこに未練はないですけど(笑)。
カケリネさん
結局そうなっちゃうよね(笑)。
Rioさん
でも、自分が好きなバンドを女の子も好きだったら、そのアーティストの曲の中で、自分がうまく歌える歌を歌いますね。
だから、さっきの話と同じですよ。やっぱ、知らない曲は歌わない。好きになってもらうために、その人が知ってる曲を歌いますよね。
イノウエ
あ、話つながった(笑)。
Rioさん
誰々が好き、だけじゃなく、誰々の何々が好き、まで聞くんですよ。聞いて、俺は練習します。
カケリネさん
理想は、自分たちのオリジナルがめちゃくちゃ有名になって、その曲を好きだっていってくれる。で、それを歌ってあげる。
Rioさん
それ、ファンだけど(笑)。
イノウエ
GLAYのTERUさんが女の子とカラオケ行って「HOWEVER」歌うみたいな(笑)。
カケリネさん
それが1番、最高級なんじゃない?そこを目指すべきだよね。
今回のゴリラクリニックさんのテーマソングも、いずれ俺らが有名になって、いろんな人にカバーさせたいですね。
Rioさん
それこそ、「歌い手」とゴリラクリニックのコラボですよ。
カケリネさん
二次創作ってのが一気に広まる。英語バージョンとか作って、世界に行けるかもしれない(笑)。
Rioさん
ほんと、音楽は無限の可能性がある…。それに、人の前に立つ人は、やっぱり見た目はきれいであるべき。特に僕のようなビジュアル系のジャンルは、美しい男性が需要高いんでね。
そういう部分で、ゴリラクリニックさんに通って脱毛しているのは、自分磨きという意味で俺は必須なんですよ。
カケリネさん
ビジュアルだからね(笑)。
Rioさん
きっとそういう男性はきっと多いと思うので、「悩んでないで、今すぐ踏み出そうぜ」って。「ゴリラクリニックさんの力を借りて、女の子にキャーキャー言われて、モテようぜ」って。今日から君も、モテモテのいい男だぜ、って(笑)。
まとめ
ゴリラクリニックの楽曲は、歌い手Rioさんのひらめきによって生まれました。
「自分ができること」「だれもやらないこと」を何かやってみる。そうすることで新たなシナジーが生まれることもあります。
また、今回の楽曲制作には、ゴリラクリニックの運営側もビックリする機会となりました。当日、取材にはお呼びできなかった、楽曲制作に携わって下さった歌い手さん、ありがとうございました。
今後もゴリラクリニックは男性美容のシンボルを目指し、全ての男性へ美しいを届けて参ります。