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【ミニマリストしぶ】健康を維持することが、モノを減らすことに繋がり、仕事での成果を最大化する

モノ 2019.09.09 by G-lip E 編集部

いつでもどこにいても欲しいモノが手に入る時代になり、”モノ”に対して「所有しなくていい」という考えの人が増えています。定額費用で利用できるサービス「サブスクリプション」も、時代を代表するサービスのひとつ。

しかし、いつの時代も所有するモノを取捨選択することは簡単なことではありません。

そこで、モノといえばこの人!ということで、今回は『モノを減らすこと』について、ミニマリストとして活動しながらも、株式会社Minimalistの代表取締役を務めるミニマリストしぶさんに伺ったところ、なんと健康になればモノを減らせるのだとか?!

 

〈インタビュアー:イノウエ〉

自分の弱みや、不足は新しい発想が生まれる起爆剤になる

イノウエ

今日は福岡からありがとうございます。

まず、しぶさんについて色々聞かせてください!

しぶさん

東京も暑いですね(笑)、ぜひよろしくお願いします。

イノウエ

しぶさんは社会人経験だと何年目になるんですか?

しぶさん

大学を卒業していれば社会人3年目になります。

※取材当日も、福岡から東京へ二泊三日でこの荷物…
写真は自身が立ち上げたブランド「MINIMALS」の人気商品である「手ぶらエコバック」の中身

イノウエ

でも実際にお勤めされた経験がないまま、起業という会社の代表取締役にキャリアを歩まれたと思うんですが、ビジネス面で不足や不安を感じることはないんでしょうか?

しぶさん

そのところでいうと、僕は不足している部分を楽しむようにしていますね。

僕の場合、会社員経験がないことって弱点でもあり、武器であると思っています。

イノウエ

不足を楽しむ…?

しぶさん

例えば名刺とか。さっきもそうだったんですけど僕、名刺を交換しないんですよ。

でも、会社員として働いていたら「名刺は交換するのが当たり前」という習慣が抜けないままだったかもしれない。

イノウエ

たしかに、僕も関係先などでは必ず名刺を渡します。たしかに、僕も関係先などでは必ず名刺を渡します。

しぶさん

でも社交辞令に名刺を貰ったはいいけれど、その後に一度も会うことなく、名刺を写真に撮って捨ててしまった…なんて経験ないですか?

なので、本当に仲良くなりたいと思った人には自分の名刺ではなく、LINE交換しようとか、Twitterで繋がりましょうという流れが多いです。

しぶさん、名刺を捨ててしまうんだ…

しぶさん

そうなった時、「名刺って必要かな?」と思ったので、名刺は持っていないどころか、作ってないんですよね。

自分が代表取締役という立場だから出来ることではあるかもしれませんけど。

イノウエ

たしかに、名刺よりパーソナルが浮き彫りになるSNSのほうが、人となりが分かりやすいので、その後の判断材料としては優れているかもしれませんね。

スマホ時代、クラウド上で保存できる名刺管理サービスも普及してますし。本当に紙の名刺が必要なのかと僕も疑問に感じてきました…。

しぶさん

そうなんです。ただこの考えが生まれたのも、僕が会社員を一度も経験したことがなく、不足している事があったからこそ、常識を疑い、他の人が考えないことに気付けたかもしれません。

ミニマリストしぶ(本名:澁谷直人、1995年3月30日生まれ)福岡県北九州市出身。ミニマリストとして書籍・ブログ・Youtubeで情報を発信。株式会社Minimalistの代表取締役として、オリジナルブランド「MINIMALS」を立上げ商品開発や講演などを通してミニマリズムの魅力を広めている。

何か不足した状態は不便ではなく、楽しむもの

しぶさん

これはミニマリストに通じる話なんですけど、無い状態(何か不足した)を楽しむことは大事だと思いますよ。

イノウエ

不足した状態は困ることが普通ではないんですか?

しぶさん

例えば、僕の家に冷蔵庫がない状態は不便とか、ネガティブに思われる方が多いんですけど、僕からすれば、冷蔵庫にストックできない分、無駄に買うことが減るわけですよね。

ということは、無駄に食べ過ぎることが減ったり、なんとなくツマミ食いできなくなるので、ダイエットにも繋がります。

イノウエ

そんな発想したことないです(笑)。

しぶさん

何か食べたければ買い物に行かなければならない、その環境を作ることで、運動量も自然に稼ぐことができる。

僕の仕事は家で完結してしまうので引き篭もりがちですが、食を通じて外に出るきっかけになりますし、僕はそういう環境を自ら作り楽しむようにしています。

イノウエ

例えば、日用品でストックしている乾電池とか、シャンプーを買い忘れたりすると、僕は自分にイライラしてしまうんですけど、使いたい時に使えないことで困った経験はないんですか?

しぶさん

その点、僕はエネループという充電式の乾電池を使っていて、家にお風呂はあるんですけど。

家ではお風呂に入らずスポーツジムをお風呂の代わりにしているので、シャンプーとか、お風呂用品も一切家に置いてないんですよ。

イノウエ

どうすればそのようなライフスタイルになるんでしょうか…。

しぶさん

恐らく今話したことは、僕が街で暮らすことを意識しているからできる事だと思います。

イノウエ

街で暮らすですか…?

しぶさん

家に冷蔵庫を置いていないのも、コンビニやスーパーの冷蔵庫が代わりだと思っていますし、ジムで運動したあとはお風呂に入れるので、わざわざ家で入る必要がないと思っています。

しぶさんの出身地で現在住地でもある福岡は、福岡空港から新幹線(博多駅)、オフィス街・商業施設(天神)、日本3大繁華街である中洲までがコンパクトに集中しており、人口増加率は政令都市の中で全国1位。

イノウエ

つまり街にあるものを利用したり工夫をすることで、「モノを減らしても困らない」ということですか?

しぶさん

そうですね。僕が住んでいる福岡市は全てがコンパクトにまとまっているので、車を所有しなくても徒歩や交通機関で十分。

街中にはレンタル自転車やレンタル傘が、あちこち設置されてます。自分で所有する必要がないものは減らしたり、工夫して街でシェアできるものは利用することが、不足を楽しむために必要なことだと感じます。

健康を意識することで、モノが減り、無駄が減る

イノウエ

ところでしぶさん、毎日ジムに通われているんでしょうか。

しぶさん

そうですね。ジムとお風呂は基本セットですし。

僕の場合、仕事で毎日YouTubeを更新したり、自分のブランド製品のアイディアを出したりする時には、継続力や集中力が大切なんですけど。

継続や集中する為に「最も大事なことは何か」と考えた時に、結局は体調を崩さないことに気付いたんです。

イノウエ

たしかに、体調は仕事のやる気に影響しますよね(笑)。

しぶさん

ある日、自分の中で仕事がうまく行いかない時があって、例えばそれが仕事がマンネリ化してアイディアが思いつかないとか、理由にしていたことがありました。

でも、実は体調が悪かったり、メンタルが整っていないとか、そういった原因があって、仕事がうまくいかないパターンが多いことに気付けました。

イノウエ

つまり、仕事でパフォーマンスを上げるため、健康を維持するためジムに通っているんでしょうか。

しぶさん

最近「人生100年時代」とかいわれたりして、今20代の半数以上が100歳まで生きるというデータもあるんですけど。そうなった時は自分の寿命も伸びるわけですよね。

仮に100歳まで生きるとして、健康な体がないと、脳は生きているのに体が動かないとか、病院で寝たきりの生活になってしまったら、人生つまらないなと思ったんですよね。

だから、今のうちから体をしっかり動かしたり、食べるものに気を使うことで、健康とか自分の体に投資しようと思って取り組んでいます。

イノウエ

僕もしぶさんと同じ20代ですけど、同世代と比べても健康意識が高いですね。

しぶさん

ある程度モノを減らしてきたり、経済的な余裕や暇な時間が生まれてきた時に「次に何をするか」となったら、最終的に健康(ヘルスケア)に気を使うようになったんですよ。

イノウエ

「理想の生活や必要な物が全て手に入ると、最後は自分の体」ということですか?

しぶさん

セレブや経済的に余裕がある人たちが美容に気を使ったり、エステに通ったりするイメージに近くて。どれだけモノを減らしても、良いモノを身につけても、体の部分だけは自分の努力でしか変えることができないんです。

それで、できるだけ若いうちから気を使った方がいいなと思って、本を読んで調べたり、健康に自己投資するようになりました。

イノウエ

理想の生活を送る為に、健康でいることも重要というわけですね。

しぶさん

あと、意外かもしれませんが、モノを減らしたいと考えた時に、健康(ヘルスケア)に気を使えば不要になるモノがたくさんあるんですよ。

例えば、脱毛に通っているの理由もその1つで、脱毛すると、電動シェーバーが将来いらなくなりますよね。

イノウエ

そんな意味合いもあって、脱毛されているんですね。

しぶさん

あと今後考えているのは、レーシック治療でコンタクトを無くすことです(笑)。

レーシック治療をすると、コンタクトが必要なくなり、1つモノが減らせるということらしい!

イノウエ

つまり、健康的な生活を意識すると、モノも減らせるということですか。

しぶさん

モノを減らすことによって、無駄が減り、お金も時間も増えると思います。

そして不健康になると無駄が増える気がしていて、例えば、体のケアを怠って、怪我や病気になって病院に行っていたら、お金も時間も減ってしまうわけですよ。もしかしたら、体の補助道具を持つ必要が出てきたりするかもしれない。

そのような無駄を避けるという意味からも、健康(ヘルスケア)に意識するとモノを減らせると思っています。

まとめ

弱点や不足した状態は必要なことを考えることで、新しい武器になる。大切なことは「今の状態を自ら選んでいるのか」ということではないでしょうか。

 

無駄を無くし、健康でいることが、モノを減ら方法の1つであると学ぶことが出来ました。

 

健康に気を使うことでモノを減らせるのであれば、日々のライフスタイル、食生活の見直しという簡単なポイントから、モノを減らせるきっかけが見つかるかもしれません。

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