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「経験が自分を包むオーラになる」肩書を捨て自らの価値で挑戦すること

ヒト 2019.08.22 by G-lip E 編集部

働くことは社会人にとって、独立した生活を営む基礎であると同時に、働くことに何かしらの意味を求めています。また、ビジネスパーソンにおいて働く理由以上に大切なことは「やりがい」ではないでしょうか。

それを測る指標として「ES(従業員満足度)」もありますが、それはあくまで会社の働きやすさなどを測る時に使われるもの。従業員満足度の上位は大手企業が並び、「大手企業は働きやすいのだろう」と考える人も多い。

でも少しだけ考えてみて欲しい。本当の幸せは大手企業で働くことだろうか。

今回は、大手企業で長年勤めた経験を持つ3名の経営陣に、大手企業を辞め、ビジネスコンサルティングを事業としたROUTE-SHAPERS株式会社で独立を果たした理由や、働く上で大切にすべきことを伺ってきました。

〈インタビュアー:ナルセ〉

会社に属すことが自分の価値ではない

ナルセ

本日はよろしくお願いいたします。

CEO 田中

今日はよろしくお願いします。

ナルセ

ビジネスマンの多くが感じる 「楽しく働く」についてお聞きしたいと思っています。まず、ROUTE-SHAPERSさんはどのようなサービスを行っている会社ですか?

CEO 田中

私たちは、ビジネスコンサルティングを行っています。
わかりやすく説明すると、企業の課題抽出から戦略を策定し、新規事業構築、組織作りや人財教育などをクライアントとともに実行しています。

CEO 田中治希(たなかはるき)、大手通信事業会社にて約20年間勤務。主に、新規商品・事業開発部門に籍を置き、事業開発部門ではさまざまなサービス・事業を現場で0から立ち上げサービス化し、付加価値の創出と黒字化を実現した。 経営企画部門では経営戦略立案やM&Aに携わり、ベンチャー企業への出資や大手企業買収を担当し、複数のディールを成立させた。

ナルセ

田中さんは以前もコンサルティング業をされていて、独立したのでしょうか?

CEO 田中

いえ、私は以前勤めていた会社では、新規事業の立上げや経営企画、M&Aなどを担当した経験から、ビジネスコンサルタントとして独立しました。

ナルセ

なるほど。WEBサイトを見ていて気になったのですが、みなさん大手企業出身とばかりあって、 社名を伏せる理由があるんですか?

CMO 原

絶対に聞かれると思ってました(笑)
私たちは今の仕事をする上で、 経歴に社名を出す必要が無いと思っているんですよ。

CMO 原倫子(はらみちこ)、大手人材関連会社にて約16年勤務。大手派遣会社、不動産会社の採用コンサルティング経験を経て、パートナー企業と採用サービスメニューを共同開発した。WEBメディア運営、新商品開発等でもマネジメントを経験。プライベートでは、3人の子育てを完了したシングルマザーであり、働く女性の労働環境を身をもって体験し、知り尽くしている。

CEO 田中

隠すことではないのでお話しますと、私と森さんはもともと同僚でKDDIで働いていました。森さんは、その前後も大手ですよね?

COO 森

そうですね、KDDIの前は東京電力で、ROUTE-SHAPERSにジョインする前はIBMです。

ナルセ

恐らく、読者の中には 「なんで隠すの?出せば良いのに」って、感じている方がたくさんいると思います。
経歴を出した方が仕事の取引を含め、メリットがあると思うんですけど。

CEO 田中

そのとおりだと思います。
でも恐らく、私は自分自身に自信や誇りを持ちたかったんだと思います。

ナルセ

どういうことですか?

CEO 田中

大手企業でさまざまな仕事を担当してきて、ふと思ったことがあって。
社外の人とたくさんお会いする中で、どれだけの人が 「私」と仕事をしてくれているのだろうと。

COO 森 俊輔(もりしゅんすけ)、大手電力会社、大手通信会社にて約20年間勤務。主に新規事業に携わりインターネット創成期のサービス構築を経験した。また、業務改革のプロジェクトマネジメントも手掛け、大規模システム改革に参画し、2度にわたり社長賞を獲得した。その後、大手コンサルファームに転職。最新技術をベースとした業務改革プラン、システム導入を経験。

ナルセ

会社やポジションなどではなく自分自身ということですか?

CEO 田中

そうです。そんな疑問を感じ始めて、自分のスキルや価値がどこまで通用するのか、自分は どんな価値を社会に出せているのか知ることで、自分に自信を持ちたくなったんです。

COO 森

恐らく同じようなモヤモヤを抱えて働いている人って多いんじゃないかな。
もちろん、今まで務めた会社で学んだことも多いし、楽しい仕事もたくさん経験しましたけど。
自分の能力イコール会社の大きさではないと思うんですよね。

CMO 原

仕事を通じて得た経験やスキルを活かせる仕事は、その会社を辞めた後に、どこに行っても発揮することが出来るってことです。

楽しい仕事は自分を正しく分析することで見つけるもの

ナルセ

多くのビジネスマンは、みなさんのように思いきれる人ばかりではないと思うんです。
今の仕事が本当に自分に合っているだろうか?とか、今の仕事で良いのだろうか?とか。

CEO 田中

確かにそうですね。私自身も天職と呼べる 「職種」は見つかっていないんですよ。
恐らく、ビジネスマンのほとんどの人が 自分の天職像を持てていないと思います。

ナルセ

では、ビジネスコンサルタントが天職ではないんですか?

CEO 田中

私の場合、クライアントさんの課題を解決することで、 人に笑顔を提供でき、我々自身も笑顔になれる仕事が天職に近いかなと思っているので、コンサルタントという職種が天職とは考えていませんよ。

COO 森

天職かどうか難しいけど、私も楽しく働くことが出来ていますね。
人生100年時代の折り返しで、 今を楽しく働くことはとても幸せなことですよ。

ナルセ

みなさん生き生きされていて、とても素晴らしいなと思います。

CEO 田中

職種としての 天職を探すのは、実際には不可能なことだと思います。
だからまず、今の自分を自己分析することが大切だと思います。
そして仕事に必死で取り組みながらも「楽しい」って思える仕事は何か?考えていると、その仕事自体が天職として感じはじめるんじゃないでしょうか。

CMO 原

全力で仕事にぶつかるって、100%自分の力ですからね。
そうできる仕事ならそれが天職かもしれませんね。

理念に共感するフィロソフィーが人を動かす

ナルセ

田中さんがWEBサイトに記している「動機善也や、私心なかりしか」 という言葉は、KDDIの社是だと思いますが、なぜこの言葉を記しているんですか?

CEO 田中

私は辞めた今でもKDDIが大好きで、今も会社に頂いたこの言葉が、私の行動指針になっているからです。

ナルセ

ポジティブな理由から辞められたんですね。
どのような意味なんですか?

CEO 田中

稲盛さんの意図とは異なるかもしれませんが、私は2つの文節に分けて解釈しています。
まず前半の「動機善也や」は、何かを実現しようと考えた時に自分の利益や都合、体裁などではなく、誰から見ても「良いこと」であること。
そして後半の「私心なかりしか」は、仕事を進めるうえで自己中心的な発想で仕事を進めていないこと。この2つにわけて解釈しています。

COO 森

つまり、この言葉を自問自答した上で仕事を続ければ、 成功、失敗はともかく、寝つきが悪い仕事にはならないということです(笑)

ナルセ

行動指針にするというのは、よほど感銘を受けた言葉なんですね。

CEO 田中

ざっくりいうと、 「後ろめたい仕事の仕方はしない」ことだと思っていて、事業の成功・失敗よりも大事な、人間として生きる上で重要な概念だと思っています。

COO 森

仕事を選ぶ際に、会社が持つ知名度に惹かれ選ぶ人もいますし、条件面で選ぶ人も多い。それはそれで必要だと思うんだけど。
一方で、会社の大小に関係なく 「楽しく働く」ことは本当に大事で、その根幹として仕事が社会に与える意義、自分自身の正義などを感じられないと長く続けられないんじゃないかな。

CMO 原

従業員満足度が高い企業に大手企業が多いのは、それだけフィロソフィーが浸透されていて、従業員に対しても理念に沿った環境を整えている企業が多いということですね。

ナルセ

もし働きながら疑問や違和感を感じた時は、その会社のフィロソフィーを見直してみるのも良い判断材料になるかも知れませんね。

見た目はラフに、経験が自分のオーラになる

CEO 田中

美容クリニックのメディア取材とのことで、てっきり美意識とかの話を聞かれると思っていました(笑)

ナルセ

美意識というより、みなさんの身だしなみについてお考えを伺いたいのですが、やはり第一印象は大切だと感じますか?

CEO 田中

もちろん、とても大切だと思いますよ(笑) でも、高い服を来た方が良いとか、オシャレになった方が良いとか、そういう事ではない気がします。

ナルセ

そうなると、第一印象を決める要素はなんでしょうか…

CEO 田中

私はその人が持つ「オーラ」みたいなものかなと思いますね。

COO 森

その人が今まで経験して学んできたものが身にまとう雰囲気となって伝わる感じですよね。
と言っても、自分はあんまり見た目を気にしたことないんですけど(笑)

CMO 原

森さん、脱毛とかスキンケアしてもらったら若返りますよ(笑)
話し方や視線の配り方、細かな所作も含めて経験してきたことが出ますからね。

CEO 田中

所作はその人の「人となり」が出る部分ですよね。
私は会話中にスマホを見ないし、スマホを使って会話を組み立てないように注意していますね。

ナルセ

相手を考えて不快にならないよう意識したり、基本的なコミュニケーションマナーが大切なんですね。

CMO 原

基本はとても大切です。基本がしっかりしていれば、身だしなみが少しラフでも必ず上品さが伝わると思います。
またビジネスシーンであれば、その人を表すものが服装や身だしなみですからね。基本が出来ていない、いい加減な服装の人に商談持ちかけられても聞く気にはならないかも。

CEO 田中

特に女性は男性よりも相手の身だしなみには厳しそうですよね(笑)
私は前職の時に気を使っていたのは、「ラフ」にすることでした。

ナルセ

ラフにする狙いはなんだったんですか?

CEO 田中

会社が大きいので、商談相手が緊張していると感じることが多かったんですよね。
スーツにネクタイで商談始めると緊張感が高くなってしまって。コミュニケーションをスムーズにするために「ラフ」を意識していました。

ナルセ

相手を考えて、服装で演出するということですね。
相手にどう思われたいか考えると、おのずと身だしなみや印象を気にする人になりそうですね。
本日は、貴重なお時間をありがとうございました。

CEO 田中

こちらこそありがとうございました。

まとめ

組織や会社ではなく、自分自身を選んでくれた相手と仕事をすることは、相手の期待に答え、最大の成果を期待されていることでもあります。

そこで出した最大の成果を自分の血肉とし、スキルアップしてくことで新たなステージで活躍できるチャンスが訪れるかもしれません。
今回は大手企業で働いていた経験を持つ3名の経営陣に、仕事に対する熱い想いを伺うことができました。
天職や幸せとは、自分がどこで働くのかだけではなく「自分が仕事を楽しんでいるか」で考えることで見つかるものかもしれません。

取材させていただきましたROUTE SHAPERS株式会社様

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